荒野の出来事

思い出の桜
作詞 あがさクリスマス
川の流れの 激流に
  止めたい思いも 流されて
  一途な思い 誠の魂
  愚かな女と 笑いますか
  新たな道へと 京を目指して
 
  女だてらに 城を守り  
  銃を片手に 悪戦苦闘  
  飛び交う砲弾 あめあられ
  勝ち気な女と 笑いますか
  新たな道へと 京を目指して

遠き落日の 悲しさは
  忍びない記憶 思い出の城
  思い出の桜

  成らぬことは 成らぬ掟
  気丈な女と 笑いますか
新たな道へと 京を目指して
遠き落日は 鮮やかで
  一人たたずみ ふるさと思う
遠き落日の 悲しさは
  忍びない記憶 思い出の城
思い出の桜

八重の桜を応援


遠き落日
作詞 あがさクリスマス
川の流れの 激流に
  止めたい思いも 流されて
  一途な思い 誠の魂
  愚かな女と 笑いますか
  新たな道へと 京を目指して
 
  女だてらに 城を守り  
  銃を片手に 悪戦苦闘  
  飛び交う砲弾 あめあられ
  勝ち気な女と 笑いますか
  新たな道へと 京を目指して

遠き落日の 悲しさは
  忍びない記憶 思い出の城

  成らぬことは 成らぬ掟
  気丈な女と 笑いますか
新たな道へと 京を目指して
遠き落日は 鮮やかで
  一人たたずみ ふるさと思う
遠き落日の 悲しさは
  忍びない記憶 思い出の城

あがさクリスマス

あがさクリスマス(本名:増子勝、1955年11月 - )は、福島県郡山市出身の作家・高校教師。

目次

1 経歴
2 人物
3 作品リスト
3.1 単行本
3.2 小説以外の作品
4 テレビ・ラジオ
5 講演
6 外部リンク

経歴

福島県立安積高等学校卒業。早稲田大学大学院教育学研究科(国語国文学専攻科)修了後、福島県立高等学校の教員となる。早稲田大学時代に早稲田大学雄弁会・テレビ芸術研究会に所属。大学では、故神保五弥(早大名誉教授)・故雲英末雄(早大教授)・中島国彦早大教授)に師事した。さらに大学の先輩の影響でテレビ朝日のスタッフの裏方をしながら演出・脚本・政治の勉強をしたという。現在、福島県須賀川桐陽高等学校教諭、国語・小論文を教えながら社会や人のために貢献できることは何かを考えて活躍している。

2007年、『図書館のすぐれちゃん』で全国的にデビュー。福島県立郡山東高等学校で図書館長をしていた時、その図書館に集う生徒たちとの心の交流を本にしたもの。キャッチフレーズに「読書大国」をかかげ、高校生の読書離れを危惧し、活動の幅を広げている。

2011年3月の東日本大震災以後、全国的にTwitter・ブログで歌詞・詩・短歌等を発表して、被災地の東北地方の復興支援を呼びかけている。

人物


高校教師として生徒たちとの心の交流も教育の一つと考え、一人ひとりの悩みや意見に真剣に答えている。また現在も「相手を思いやる心というのは、読書から育つ」という信念から、高校生に読んでほしい本を数多く薦めている。高校生徒の悩みは多彩。成績、進路、恋、家庭など。そんな先生の姿を生徒たちは、親しみを込めて「すぐれちゃん」の愛称で慕っている。

東京都葛飾区図書館・大阪女学院図書館・東大生協などで紹介されている。

作品リスト

単行本

「図書館のすぐれちゃん」2007年4月20日、真珠書院、ISBN 9784880095004
「現代文de古文」2010年6月21日、真珠書院、ISBN 9784880092652
「荒野の月」2011年12月25日、本の泉社、ISBN 9784780707366

小説以外の作品

「あらまし」(身近な話題が簡単にわかる本)
「平成受験生ブルース」作詞
「新東京スカイツリー」作詞
東日本大震災の復興応援「希望の東京スカイツリー」作詞
東日本大震災の復興応援「おかあさん あなたは今どこにいるのですか?」作詞
東日本大震災の復興支援「こころ」作詞
東日本大震災の復興支援「大丈夫よ」作詞
東日本大震災の復興支援「地震ってなんだろう」作詞

被災地のこころ・愛の短歌100首 

詩「荒野の月」「希望の歌」作詞

テレビ・ラジオ

※あがさクリスマス(増子勝)の特集を組んだテレビ・ラジオ

福島中央テレビ・ゴジテレシャトル特集2008(4/1・4/5)

ラジオ福島(秋の一冊の本)2007年9月頃5回

講演 [編集]講演「本の楽しさ」増子勝 明治書院
2008年12月14日(日) 13:30〜15:00
会場 新宿文化センター 会議室
   

外部リンク

高校生新聞

教育新聞社 

「本屋さんへ行こう」書評紹介(日本書店商業組合連合会

朝日新聞ブックサーフィンで「図書館のすぐれちゃん」を書評紹介

福島民友新聞社2011・12/28「荒野の月」紹介

福島民報新聞社2012・1/5「荒野の月」紹介

遠き落日

作詞 あがさクリスマス


川の流れの 激流に
  止めたい思いも 流されて
  一途な思い 誠の魂
  愚かな女と 笑いますか
  新たな道へと 京を目指して
 
  女だてらに 城を守り  
  銃を片手に 悪戦苦闘  
  飛び交う砲弾 あめあられ
  勝ち気な女と 笑いますか
  新たな道へと 京を目指して

遠き落日の 悲しさは
  忍びない記憶 思い出の城

  成らぬことは 成らぬ掟
  気丈な女と 笑いますか
新たな道へと 京を目指して
遠き落日は 鮮やかで
  一人たたずみ ふるさと思う
遠き落日の 悲しさは
  忍びない記憶 思い出の城

愛の短歌100首・被災地鎮魂

被災地の鎮魂のこころで詠み続けていく愛の短歌100首


あがさクリスマス
天国の みたまに捧ぐ この思ひ 読書の神も きこしめすなり 
ひまわりに 託す父親 自衛官 花よひらけと 祈る毎日
無理だとは わかっているが やめられぬ バイク毎朝 妻をさがして
高圧機 全校設置 ありがたい あらゆる知恵を このふるさとへ
土台しか 残らぬ家に 立ちすくむ がれきの下の 家族の写真
雑草の 田畑はほんと ふるさとか 死んだようなる 無人の町は
不安顔 未来はどこに あるのかな 進路すすまず 焦りもピーク
復興を 見つめているか 少年の 家業手伝ふ 安らぎの絵に
待ちわびた 一時帰宅に 涙だ顔 雑草茂り 見る影もなし
妻恋し ハサミで癒やす 毎日か 予期せぬ津波 悔いる行動
こころなき 春の津波に 景勝の みどりもわずか 一本の松
懐かしい 制服にぎり 涙する 友と離れて 暮らす毎日
被災なる 我がふるさとは まぼろしか がれきの下の 一輪の花
塩害に 強いと言われ トマト植え 復興願ふ 農家の姿
津波でか あさりストレス 何か変 殻は変われど 味はそのまま
高台に 逃げていればと 子を思ふ 遅れた避難 なぜか問いたい
これだけは 一時帰宅に 家系図の 一家の歩み 受け継ぐ息子
砂かぶり 浜辺だったよ おかあさん 我が住み慣れし 景色なつかし
放射線 さえぎれるのか みどりの葉 あの手この手の 暑さ対策
今一度 洗濯したい この気持ち 龍馬はわかる 日本の政治
夏休み 夢の国でも 行きたいよ 海はダメだし 山もダメだし
砂遊び 裸足でうれし 室内の はじけた笑顔 見るも楽しみ
カチカチと 時きざむ音 進みしを 父親残す 言葉のように
供養にと 仏像作り 滝田さん 未来の一歩 役者魂
こけしとは 意味深なるや 言葉かな 笑顔に潜む 人びとのさが
ふるさとの 被災者癒やす コンサート 会いたい思い さらにまします
癒やしたい お笑い歌で せめてもと 広がる支援 被災各地に
浜風に また船出すと 誓いつつ せめての供養 しばしたたずむ
来たかった もっと早くに 線香を 静かなるかな すすり泣く声
唱えよう 利権ダメだと 真剣に 汚染生活 ままならぬ今
復興の 夢いだきてか ひまわりの 種まくすがた 輝いている
被災なる わがふるさとは まぼろしか がれきの下の 一輪の花
怒りかな セシウムの雨 しとしとと 救いたまえと 祈る毎日
かりそめに だいじょうぶと 言ふなかれ 親あり子あり はらからあるを
誰にでも あさひ届くか 被災地の 親あり子あり 夢あり地あり
いつまでも 残してほしい 里心 尾瀬水芭蕉 庶民焼きそば
亡くなった 涙もでない あの頃は 奇跡の写真 常に一緒に
カチカチと 時きざむ音 止まりしを 父の形見に 涙とまらず
たわむれし 豊間の里の 海水場 がれきの山は 少しずつ消え
こころなき 窃盗被害 無慈悲かな おてんとうさま 許しませんよ
海望む ひばりの句碑も 悲しそう 川の流れに 身を置く我ら
恵まれた 自然支えて 文明の 予見できるか 悲惨な暮らし
被災地の 笑顔見つけて 撮りたいと がれきの山の カメラ探して
使命感 場所は変われど 火の守り 法被袖にし 拍子木を打つ
震災後 はじめて帰宅 人はなし 不思議な町の 夏の風景
思い出の 結婚写真に 安堵かな 隙間潜りて ドアをこじ開け
帰れない 変わらぬままの 風景よ こどもの写真 涙こらえて
海でたい 新たな一歩 願いつつ 先が見えない 仮設住宅
国会の 内輪もめには うんざりよ 被災者向きて 支援打ち出せ
ふるさとを 飲み込む津波 まじまじと 信じれれない 自然の猛威
見つかった 小型愛船 大破して 田んぼの中の 不思議な光景
押し寄せる 津波の驚異 見てるだけ 悔しさ今も 忘れられない
書に願ふ 涙流さぬ 世界見て 一人硯に 向かうの日課
冷凍機 なければ船も 立ち寄らぬ 必死の修理 津波の後で
白河の 小峰の城や 関の里 激震破壊 ひどいありさま 
中学の 友なくなりし 事を知り 涙流さぬ 世界願いて
自分には 海しかないと 意気込むも 脳梗塞の からだ心配
から梅雨の 雪かとまがふ やまぼうし 新たな気分 街路樹にあり
あの日から 時進まぬ 人がいる むなしさ募る 妻子なくして
偶然の 写真みつかり 懐かしむ 家ごと流され 途方にくれにし
食料の 支給なしか 仮設住宅 つのるストレス せんかたもなく
モーターの 音高らかに 鳴り響き 久々海に 進む漁師
かろうじて 免れた家に たどり着く 悲惨なる町 見る元気なし   
復興の 言葉むなしき 三ヶ月 がれきの山は 遊び場となる
戻りたい アンケートにも 悲観的 復旧進まぬ あきらめからか
核にノー もっと早く カタルには ごてごてなりし 人間の性
被災者の 支給打ち切り 不安顔 明日の暮らしを 戸惑ふ老婆 
知人なし オウム返しの 人形に 自問自答で 暮らす毎日
咳をする 夜中のトイレ 気兼ねして 眠れぬ夜と 戦う避難
安堵なし 悪いことだけ 目に浮かぶ 薬が助け 眠れぬ日々に
震災の ストレスたまり 手足まひ 避難生活 悪化の一途
亡き夫 娘は宝 見守って 会報手にし たたずむ姿
塩害に 苦しむ杉を 救いたい 町のシンボル 剣豪の里
三ヶ月 癒えぬ悲しみ すすり泣き 浜辺に響く 鎮魂の音
避難所で 悩みあきらめ 黙祷の 思ひ交錯 つらい生活
肩落とす 自宅一変 無惨かな 一人暮らしの 寂しさまして
迫り来る 大きな波の 夢うつつ あの光景に 悩む毎日
定年の 父にあげたよ 腕時計 泥を洗いて 誓い新たに
定年に あげた時計が もう一度 我が手に戻り 父とつながる
最後まで 避難呼びかけ 防災の 誉れなるかな マイクはなさず
はやくにと あがってこいよ 息子たち 前に進めぬ 見つかるまでは
原発の 心配なのか こどもたち 深呼吸も 控え気味かな
ポスターで 家族捜しの 毎日に 妻への思い 募るばかりに
おさなごの あどけない笑み 思い出す 早く帰って 祈る毎日
医師不足 苦悩の末の 辞表かな 疲労のために 意識失ふ
ガンにても 避難暮らしに ベットなし 仮設作るも 多額の費用
復興の 具体化なしの 政策に ため息漏らす 対策本部
さまざまの 再起支援の あれやこれ 写真洗い 移動コンビニ
こころから 復興願い 詠みつづけ 被災地のこと これからのこと
みちのくの 人の心を 癒したい 死者の魂 鎮める森を
日和山の 復興誓い 黙とうす 思い思いに すすり泣く声
元気ある 太鼓の音に 励まされ 泣く声とまり 新たな思い
ひまわりに 希望託して 種をまく 母喜ぶと 思ふせつなさ
被災地の ニーズは個別 難しい 心身のケア まごころネット
うれしいな 背中にサイン こどもたち 元気届ける 金メダリスト
こどもたち 日記紹介 楽しそう 希望新聞 生きる決意に
ストレスの たまる生活 吹き飛ばせ 気功を教え 汗かく指導
献花台 悲しみこらえ 女の子 消えた友だち 今どこにいる
閉ざされた 国際線の フロントで いつもどるのか あの華やかさ
復興の 願いを込めて ひまわりを 植えにし児童 外が楽しみ
アメンボや カエルもいるよ 学校の プールこいしい 自然のすがた
アメンボや 蛙もいるよ 学校の プールなつかし 自然のすがた
アジサイの 夢心地なる ゆったりと 生きていきたい 不安の日々を
痛ましい 原発犠牲 またひとり 乳(ちち)や捨てても 補償もなし
室内の プールの時間 限られて ぎりぎりまでと はしゃぐ児童
がんばろう 花火に願い 字を刻み  天までとどけ 明日への希望  
あやめ祭 こころ癒すか 被災地の 晴れ間ひととき 鮮やかに咲く
病院で ホームレスだと 間違われ 怒りをどこに 戸惑ふ夫婦
震災で 老人ホーム 痛ましい 生きたくないと つぶやく姿
補償す 食えぬ言葉に 惑わされ いつまで我慢 農家の苦悩
被災して あきらめきれぬ 甲子園 声で後押し 応援団に
サッカーで 夢を伝える 名選手 避難所にて 子供たちにエール
涙でる くるみのままの 赤ん坊 津波にのまれ 夢の世界に
まなびやの グランドピアノ 生徒待つ 復興願ふ 熱き思いで
真ん中に グランドピアノ 体育館 後片付けし 人の思いを
泥まみれ 目を見開いて 逝った妻 握りこぶしに 苦しさを知る
合同の 供養営み ふりかえる 悲しい記憶 思いひとしお
在りし日の 面影浮かぶ 参列の 静かに手を合わせ 切なる誓いを
一日も 早くと願ふ 復興の 生き残りにし 我らが使命
恐ろしい 津波が来ても 安心の 町を作るは 恩返しなり
天国の 母に会えたか お父さん 眠るお墓に 納めるみたま
百ヵ日 梵鐘突く 供養かな 元気であること 見せる務めか